1. Super-Japanese dictionary - the case of exaggeration-

本と映画好きだ。

ちなみに、カラアゲは好きだが、カラオケは嫌い。
暴飲はするが、ボーリングはしない。

ちなみに、社会人にとっては、次の方程式が成り立つ。

カラオケ+ボーリング+嫌い/しない= 友達ができない

それでも、一人で本を読み、映画を見続けるのには理由がある。

本と映画を「観察」し、そこから得られる知見を明らかにすることが、自分の使命だからだ
(*あくまで個人の感想です)。

というわけで、今回、取り上げる本を(勝手に)紹介しよう!




アイデア満載の本である。
さすがは、Eテレの『シャキーン』の放送作家が書いただけでのことはある。

だが、単に「面白い!」って読んでいるわけではない。
これは、『シャキーン』の放送作家との勝負であり、ここから何を考え、どんなアイデアがひらめくかが問題なのだ。
(*あくまで個人の感想です)。

“The important thing is not to stop questioning.” (Einstein)
(大事なことは疑問を持ち続けること -アインシュタイン-)


ちなみに、このようなラインナップになっている。




この目次だけでご飯10杯いけそうであるが、今回は「大げさ表現語」をとりあげよう。こんな ↓ 感じである。




(……あ、思わず見入ってしまった、面白い!)

なかなかの感性である。とくに、ツッコミの的確さがいい。

ちなみに、自分が選ぶトップ3は次の3つだ。
(テレビ番組的に3位から発表)

3.ケツの穴が小さい → 大きいほうが問題ありではないか?

2.喉から手が出る → エイリアン?

1.必死 → ほとんどの場合、死んでない。

いきなり「下ネタ」的なものがランクインであったが、ここには面白い問題がいっぱい潜んでいる。

そもそも、なぜ「大げさ」に言うのだろうか

たとえば、「喉から手が出るほど欲しい」は「めっちゃ欲しい!」って言えば済む話である。
「めっちゃ」=「喉から手が出るほど」なわけだが、長いし、分かりづらい!
この表現を知らない子どもにとっては、こんな ↓ イメージだろう。




結局、「すごく」を「喉から口が出る」という比喩を使って表していることになる。
(「比喩」については研究中 → The study of Metaphor)

「めっちゃ」や「すごい」はある意味、「最上級」である。最上級はMAXなので、基本的にはこれ以上強めることができない。
その「ジレンマ」を埋めるのが、今回の比喩を使った「大げさ表現」の正体だといえる。

「喉から手が出る」は「めっちゃ」を越えたMAX over MAXというわけだ。

ということで、今回の仮説はこれ ↓ だ。



さらに、この本を取り上げ、考察を続けることにする。

(to be continued)

******「大げさ表現」募集 (ツッコミ付き)**********

興味があれば、「コメント」で気楽に送ってください(登録必要なし、匿名でOKなので、ペンネームでOK)

自分の作品: ・棚から牡丹餅 → 大げさ感ゼロ

< 2019年02>
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プロフィール
スケロック・ホームズ
スケロック・ホームズ
コンサルタント言語探偵 (自称)

我々が言葉を用いるときに、暗黙のうちに、何らかの規則に従っていることは明らかである。しかし、一体どんな規則に従っているのであろうか?たとえば、
「人の悪口は言わない!」の「人」は「他人」のことである(=「他人」の悪口は言わない!)
「人の悪口を言うな!」の「人」は「自分」のことを指せる(=「俺」の悪口を言うな!)

なぜ、「人」が「他人」も「自分」も指せるのかを説明することは難しいが、日本人ならいとも簡単に使える。

規則をはっきり意識できない、説明できないのに使える。

ここに「ヴィトゲンシュタインのパラドックス」が存在する。

言語は面白い。そのなぞ解きはさらに面白い。

The only promise a puzzle makes is an answer.

誰に頼まれることがなくても、言語の謎を解明し続けるが、依頼はいつでも受け付けている。

There's nothing more hazardous to my health than boredom.