2020/03/24
英語で「1番」はnumber oneで「2番」はnumber twoである。
実は、この2つは赤ちゃん言葉で別の意味になる。

・number one - 「おしっこ (pee)」
・number two - 「うんち (poo)」
なぜ、そのような言い方をするのだろうか?
考えてみてほしい(アメリカ人の「仮説」は最後に書いておく)。
今回は、数字に関係する「隠された法則」を取り上げる。
9. Multiple law
英語では、1月から12月までは次のようになる。

英語の1~12の月は「ある文字」が入っているものと入っていないものに分けられる。
それは「R」である。
実は、Rが入っていない月には「あること」をしてはいけないと言われている。
(『雑学うんちく図鑑』ケン・サイトー 著 より)

このように、「Rが入っていない月には貝(主に「牡蠣 (oyster)」)を食べてはいけない」という「隠された法則(暮らしの知恵)」がある。
実は、日本語の数字の読み方にも「隠された法則」がある。
読み方といっても、昔の「ひとつ、ふたつ、みっつ…」という読み方である。

この読み方に隠されている法則は、ローマ字にして最初の文字に注目するとわかる。
(『数字とことばの不思議な話』窪園晴夫 著 より)

つまり、「2倍になるものとペアになって同じ音で始まる」という法則がある。
ここで、5と10だけ倍数の法則に従ってないようにみえるが、もともと 5 は「つ(tu)」であったことが指摘されている。

これで1~10すべて倍数の法則に従っていることがわかる。
これを「倍数の法則」もしくは「ヒフミ倍加説」という。
(『新・ふしぎな言葉の学』柿木重宜 著 より)

このように、「倍数の法則」では最初の音(子音)が同じで、その後の母音が変わる (=母音交替)。
(母音の三角形については、The valley of ear (ch. 19) を参照)
3 (みっつ)と6 (むっつ)を例に示すと、倍数の法則は次のようになる。

このような隠された法則を見つけるのは面白い。
ちなみに、冒頭のnumber one/number twoであるが、以下の「仮説」を立てている。
(『世にもおもしろい英語』小泉牧夫 著 より)

このように、自分で仮説を考えてみるのも重要である。
倍数の法則も観察と仮説で発見したものである。
≪覚え書きメモ≫
数字遊びの名作に「いたちのたぬき」という歌がある。

たとえば、「いたち」から「た」を抜くと「1 (いち)」になる。

このようなパターンで10までつくり上げている。
お見事である。
実際に確かめてみたい人はこちら ↓
https://www.amazon.co.jp/clouddrive/share/Iy2Ku4FdlnCXRxr9BZvOXDPCYArhl5JRTOgYdsDlJwu
実は、この2つは赤ちゃん言葉で別の意味になる。

・number one - 「おしっこ (pee)」
・number two - 「うんち (poo)」
なぜ、そのような言い方をするのだろうか?
考えてみてほしい(アメリカ人の「仮説」は最後に書いておく)。
今回は、数字に関係する「隠された法則」を取り上げる。
9. Multiple law
英語では、1月から12月までは次のようになる。

英語の1~12の月は「ある文字」が入っているものと入っていないものに分けられる。
それは「R」である。
実は、Rが入っていない月には「あること」をしてはいけないと言われている。
(『雑学うんちく図鑑』ケン・サイトー 著 より)

このように、「Rが入っていない月には貝(主に「牡蠣 (oyster)」)を食べてはいけない」という「隠された法則(暮らしの知恵)」がある。
実は、日本語の数字の読み方にも「隠された法則」がある。
読み方といっても、昔の「ひとつ、ふたつ、みっつ…」という読み方である。

この読み方に隠されている法則は、ローマ字にして最初の文字に注目するとわかる。
(『数字とことばの不思議な話』窪園晴夫 著 より)
つまり、「2倍になるものとペアになって同じ音で始まる」という法則がある。
ここで、5と10だけ倍数の法則に従ってないようにみえるが、もともと 5 は「つ(tu)」であったことが指摘されている。

これで1~10すべて倍数の法則に従っていることがわかる。
これを「倍数の法則」もしくは「ヒフミ倍加説」という。
(『新・ふしぎな言葉の学』柿木重宜 著 より)

このように、「倍数の法則」では最初の音(子音)が同じで、その後の母音が変わる (=母音交替)。
(母音の三角形については、The valley of ear (ch. 19) を参照)
3 (みっつ)と6 (むっつ)を例に示すと、倍数の法則は次のようになる。

このような隠された法則を見つけるのは面白い。
ちなみに、冒頭のnumber one/number twoであるが、以下の「仮説」を立てている。
(『世にもおもしろい英語』小泉牧夫 著 より)

このように、自分で仮説を考えてみるのも重要である。
倍数の法則も観察と仮説で発見したものである。
≪覚え書きメモ≫
数字遊びの名作に「いたちのたぬき」という歌がある。
たとえば、「いたち」から「た」を抜くと「1 (いち)」になる。
このようなパターンで10までつくり上げている。
お見事である。
実際に確かめてみたい人はこちら ↓
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今、この「いたちのたぬき」の英語版に挑戦中である。


まだ、「1 (one)」で止まっている。
何かアイデアがあれば、教えてほしい。

まだ、「1 (one)」で止まっている。
何かアイデアがあれば、教えてほしい。
2020/03/11
<母音の三角形>

(母音の三角形については、The valley of ear (ch. 9) を参照)
19. Rhapsody (On the Way to Ainor)
英語の複数形には「しっぽ」タイプと「お腹」タイプがある。
(『語源でわかる中学英語』原島広至 著 より)

・ 「しっぽ」タイプは、単語の後ろに –sをつける
(上の例のox (オス牛)のように- enがつくパターンもある。)
・ 「お腹」タイプは、単語の途中にある母音を変える。
-sをつける「しっぽ」タイプが規則変化で、母音を変える「お腹」タイプは不規則変化と言われている.
しかし、昔の英語では母音を変える「お腹」タイプはよく使われていたパターンである。

このような母音を変える「母音交替」の複数形には、規則がある。
それは、「口の前の方で発音する」というものである。
man – men と tooth –teethの例でみてみよう。

上の図にあるように、複数形になると、口の前にある i や e になりやすい。
複数形がどっちかわからなくなったときは、i に近い音の方が複数形と考えればいい。

この母音交替は複数形だけでなく、品詞を変える (形容詞 → 名詞など)ときにも使われている。

口の後ろの方で発音される母音(ウやオ)を前の方で発音される母音(イやエ)に変えることで、語を使い分けているのである。
このように、i や e に母音が変わりやすいのは、日本語でも同じである。
たとえば、「ない」を「ねぇ」といったりする。

これは母音融合とよばれ、他にも以下のような例がある。
(母音融合については、The valley of ear (ch. 4) も参照)

今回は、母音が変化している空耳を取り上げる (RhapsodyのOn the Way to Ainor)。

ここでは、最後の(la)st known townの発音に注目する。


(同じ位置で発音される音が落ちる現象については、The valley of ear (ch. 17) を参照)
実際に確かめてみたい人はこちら ↓
https://www.amazon.co.jp/clouddrive/share/NhkFuTwnS8DhxbqwKKNlpkyNUiScaGN9zHmkG30nUD9
≪補足映像資料≫
1. 同じく、母音が変化している本家の空耳作品 (Marvin Gayeの「Flyin' High (In The Friendly Sky)」) 。

I go のI の部分に注目して聞いてみてほしい。「アイ」の「イ」が落ちて、はっきりと 「アー」 と言っている。
(to be continued)
**** <補足コメント> ****
5年ぶりに空耳サークルの部員となった、M原くん (通称「エムバラ」くん) が、積極的に空耳ネタを送ってくれている。

相変わらず味のある、いいイラストである(アナログ的なところもいい)。
映像部も再開したので、空耳映像の作成も再開しよう。
映像部に関しては、こちら ↓
https://twitter.com/pb4sdnu18nrwev1/status/1227521312253337602?s=21

(母音の三角形については、The valley of ear (ch. 9) を参照)
19. Rhapsody (On the Way to Ainor)
英語の複数形には「しっぽ」タイプと「お腹」タイプがある。
(『語源でわかる中学英語』原島広至 著 より)

・ 「しっぽ」タイプは、単語の後ろに –sをつける
(上の例のox (オス牛)のように- enがつくパターンもある。)
・ 「お腹」タイプは、単語の途中にある母音を変える。
-sをつける「しっぽ」タイプが規則変化で、母音を変える「お腹」タイプは不規則変化と言われている.
しかし、昔の英語では母音を変える「お腹」タイプはよく使われていたパターンである。

このような母音を変える「母音交替」の複数形には、規則がある。
それは、「口の前の方で発音する」というものである。
man – men と tooth –teethの例でみてみよう。
上の図にあるように、複数形になると、口の前にある i や e になりやすい。
複数形がどっちかわからなくなったときは、i に近い音の方が複数形と考えればいい。

この母音交替は複数形だけでなく、品詞を変える (形容詞 → 名詞など)ときにも使われている。

口の後ろの方で発音される母音(ウやオ)を前の方で発音される母音(イやエ)に変えることで、語を使い分けているのである。
このように、i や e に母音が変わりやすいのは、日本語でも同じである。
たとえば、「ない」を「ねぇ」といったりする。
これは母音融合とよばれ、他にも以下のような例がある。
(母音融合については、The valley of ear (ch. 4) も参照)

今回は、母音が変化している空耳を取り上げる (RhapsodyのOn the Way to Ainor)。
ここでは、最後の(la)st known townの発音に注目する。

(同じ位置で発音される音が落ちる現象については、The valley of ear (ch. 17) を参照)
実際に確かめてみたい人はこちら ↓
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≪補足映像資料≫
1. 同じく、母音が変化している本家の空耳作品 (Marvin Gayeの「Flyin' High (In The Friendly Sky)」) 。
I go のI の部分に注目して聞いてみてほしい。「アイ」の「イ」が落ちて、はっきりと 「アー」 と言っている。
(to be continued)
**** <補足コメント> ****
5年ぶりに空耳サークルの部員となった、M原くん (通称「エムバラ」くん) が、積極的に空耳ネタを送ってくれている。

相変わらず味のある、いいイラストである(アナログ的なところもいい)。
映像部も再開したので、空耳映像の作成も再開しよう。
映像部に関しては、こちら ↓
https://twitter.com/pb4sdnu18nrwev1/status/1227521312253337602?s=21