The valley of ear (ch. 16)
2019/10/29
<音の脱落(リダクション)と音変化>
・語尾の子音は消えやすい。
・子音が続く場合、音変化が起きやすい。
(音変化については、The valley of ear (ch. 4) を参照)
<英語は発音とつづりのずれが大きい>
ghotiは理論的に ‘fish’ と読める
(この点については、The valley of ear (ch. 15) を参照)
16. ABBA (Dancing Queen)
英語では、発音と綴りが合っていないことが多い理由の1つとして、「読まない文字」があることがあげられる。
たとえば、hは読まれないことが多い。
これは、英語のhは「息が漏れる」ような音であって、聞こえづらいからである。
とくに、フランス語などから「輸入」された単語の場合、hは発音しないことが多い。
この場合、発音されないけど、hという綴りは「保持」されたままである。
(『英語の不思議再発見』佐久間治 著 より)
一方、もともと英語固有の単語の場合はhが発音されることが多い。
このように、フランス語のようなロマンス諸語(ラテン語系)はhを発音しないが、英語のようなゲルマン語派はhを発音する。
今回は、hの発音に関する空耳を取り上げる (ABBA のDancing Queen)。
ここでは、having theの発音に注目する。
≪iがeに近い≫
ちなみに、上の空耳部分の英語のtimeとlifeは、最後に発音されないマジックeがあるため、
前にある母音のiはともに「アイ」というアルファベット読みになる。
(マジックeについいては、The valley of ear (ch. 15) を参照)
実際に確かめてみたい人はこちら ↓
https://www.amazon.co.jp/clouddrive/share/oScCqRuNBolzzs4arFZNitTqTYjuBv0LJ7L4Z2nShro
≪補足映像資料≫
1. 同じくhが現れる本家の空耳作品 (Queenの「Don’t Stop Me Now」) 。
この場合のhavingのhははっきり発音されていることに注目して聞いてみてほしい。
2. 1の空耳の解説。
1の本家の空耳作品 (Queenの「Don’t Stop Me Now」) を分析。これまでの復習も兼ねているのでチェックしてほしい。
なお、言語にも「帰化 (naturalization)」があり、フランス語では発音されないhが英語に入ってから読まれるようになることがある。
ちなみに、ラグビー日本代表のキャプテン、リーチマイケル選手も帰化する前は、「マイケル・リーチ」という表記であったが、
日本国籍を取得し帰化した後は「リーチマイケル」のように、日本式の「姓、名」の順で表記されている。
また、h音の脱落は日本語にも見られる。
(『英語のなぞ?101問』森住衛 編著 より)
(to be continued)
**** <補足コメント> ****
空耳サークルでは、「空耳合宿」なるものをしていた。
合宿といっても、ひたすら洋楽を聞いて空耳を見つけるという地味なものであった。
空耳をみつけた人がいると、その空耳をみんなで確認するということを繰り返すだけなので、集まってもほとんど「無言」であった。
なお、「空耳合宿」では英語を日本語だと思って聞いているため、B藤くん(3代目部長)はTOEICのリスニングの点数が下がってしまった。
地味な割には過酷な戦いなのである。
(何のために、何と戦っているかは誰も分からないままであった。)
また、「空耳合宿」をしたいような、したくないような・・・
・語尾の子音は消えやすい。
・子音が続く場合、音変化が起きやすい。
(音変化については、The valley of ear (ch. 4) を参照)
<英語は発音とつづりのずれが大きい>
ghotiは理論的に ‘fish’ と読める
(この点については、The valley of ear (ch. 15) を参照)
16. ABBA (Dancing Queen)
英語では、発音と綴りが合っていないことが多い理由の1つとして、「読まない文字」があることがあげられる。
たとえば、hは読まれないことが多い。
これは、英語のhは「息が漏れる」ような音であって、聞こえづらいからである。
とくに、フランス語などから「輸入」された単語の場合、hは発音しないことが多い。
この場合、発音されないけど、hという綴りは「保持」されたままである。
(『英語の不思議再発見』佐久間治 著 より)
一方、もともと英語固有の単語の場合はhが発音されることが多い。
このように、フランス語のようなロマンス諸語(ラテン語系)はhを発音しないが、英語のようなゲルマン語派はhを発音する。
今回は、hの発音に関する空耳を取り上げる (ABBA のDancing Queen)。
ここでは、having theの発音に注目する。
≪iがeに近い≫
≪the は弱く発音される≫
ちなみに、上の空耳部分の英語のtimeとlifeは、最後に発音されないマジックeがあるため、
前にある母音のiはともに「アイ」というアルファベット読みになる。
(マジックeについいては、The valley of ear (ch. 15) を参照)
実際に確かめてみたい人はこちら ↓
https://www.amazon.co.jp/clouddrive/share/oScCqRuNBolzzs4arFZNitTqTYjuBv0LJ7L4Z2nShro
≪補足映像資料≫
1. 同じくhが現れる本家の空耳作品 (Queenの「Don’t Stop Me Now」) 。
この場合のhavingのhははっきり発音されていることに注目して聞いてみてほしい。
2. 1の空耳の解説。
1の本家の空耳作品 (Queenの「Don’t Stop Me Now」) を分析。これまでの復習も兼ねているのでチェックしてほしい。
なお、言語にも「帰化 (naturalization)」があり、フランス語では発音されないhが英語に入ってから読まれるようになることがある。
ちなみに、ラグビー日本代表のキャプテン、リーチマイケル選手も帰化する前は、「マイケル・リーチ」という表記であったが、
日本国籍を取得し帰化した後は「リーチマイケル」のように、日本式の「姓、名」の順で表記されている。
また、h音の脱落は日本語にも見られる。
(『英語のなぞ?101問』森住衛 編著 より)
(to be continued)
**** <補足コメント> ****
空耳サークルでは、「空耳合宿」なるものをしていた。
合宿といっても、ひたすら洋楽を聞いて空耳を見つけるという地味なものであった。
空耳をみつけた人がいると、その空耳をみんなで確認するということを繰り返すだけなので、集まってもほとんど「無言」であった。
なお、「空耳合宿」では英語を日本語だと思って聞いているため、B藤くん(3代目部長)はTOEICのリスニングの点数が下がってしまった。
地味な割には過酷な戦いなのである。
(何のために、何と戦っているかは誰も分からないままであった。)
また、「空耳合宿」をしたいような、したくないような・・・